2023年12月22日慶應義塾大学で「未来を創る授業」を開講させて頂きました。
日本の well-being研究の第一人者、前野隆司教授の研究室の研究生はじめ学生の皆さんを対象に(オンラインでも多数の方々がご参加されていました)西橋楓介さんとお母さんの佳奈子さんがお話しをされました。
今回の講師、西橋楓介さんは,13トリソミーでした。
「13トリソミーは短命です。予後不良で、1歳まで生きられる確率は10%ほどなんです。」 お母さんの佳奈子さんは医師からこう伝えられました。
「じゃあ、短いかもしれないけど、思いきっりかわいがって、愛情たっぷりに愛してあげて、短くても濃い時間をあげよう」と思った母、佳奈子さん。
お二人のバックグランドを知った何人かの学生の方々は涙を流されていました。
様々な角度からの感想そして質問はこれまでの「未来を創る授業」で頂いたものとはだいぶ違っていました。
そして際立ったのがこの授業の肝である「皆さん、楓介さんと一緒に何かやるとしたら何をやりますか」さらに「皆さんは楓介さんに何をしてあげられますか」という問い対する答えでした。
社会人大学院生の方々の多くが、ご自身のお仕事で楓介さんのために何ができるかを考え、それらをお二人に伝えられました。
食品会社にお勤めの方は、経管栄養で食事を摂る楓介さんに自社の製品を通じて何ができるのをお考え頂きお話頂きました。
通信会社にお勤めの方は、楓介さんがコミュニケーションを取れるアプリを開発したいと言われていました。
できるできないは別にして、思考の方向を楓介さんに向けて頂き、実現の可能性を外にお示しして頂いたことに共生社会を前に進めるための大きな一歩を見た気がします。
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